人事評価Q&A

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| 精神的疾患のある職員について人事評価、処遇反映に一定の配慮をしたいが問題はないか? »

非常勤・臨時職員の人事評価で身体の健康や精神的安定を問うことはできるか?

非常勤・臨時職員を評価する目的を考える必要があります。
お問い合わせの内容を拝見すると、給与への反映は考えていないとのことですので、他に想定される目的は、より良い仕事をしていただくため、もしくは任用更新の判断に活用する、といったところでしょうか。

しかし、「身体の健康」、「精神的安定」といった心身の健康にかかわる評価を行うと、風邪をひきやすい、持病を持っている、落ち込みやすいなどの、本人の心身・性格の特徴を評価してしまうことになりかねません。より良い仕事をしていただくための評価制度であるなら、あくまで職務に必要な適切な行動・態度をとっているか、仕事ができているかどうか等の視点から、評価内容を組み立てる必要があります。

ただし、心身の健康の保持や早期発見は大切なことですから、人事評価制度とは別に、本人が心身の健康状態をチェックしたり、上司が部下の変化を察知できるようにしておくことは必要だと思います。

また、任用更新の場合、契約上更新が可能となっていて(「更新する場合がある」等の規定がある)、更新の基準(勤務成績、態度、心身の健康等)をあらかじめ明示している場合には、人事評価の結果を一つの判断材料にすることはできます。この際には、実際に担当している仕事に関する支障という視点から心身の健康面を問う内容にする必要があるでしょう。

ただし、自動的な更新を繰り返して長く雇用してきた場合には、「心身の故障で業務にたえられない」「勤務状況が著しく悪く職責を果たせない」などのやむを得ない事由がなければ更新を拒否することはできなくなります。

以上を参考にしてください。