人事評価Q&A

« いくつかの着眼点を評価すれば、評価項目の5段階が自動的に決定する方式を採用していますが、評価者から「着眼点以外に評価すべきことがあってもこの方式だと反映できない。」という指摘がありました。現在の方式を変更すべきでしょうか? |

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| 能力評価では、保有能力と発揮能力のいずれを評価すべきでしょうか? »

職種別に能力評価の基準を作り人事評価を行っている団体がありますが、そうなると担当している仕事によって評価される中身が変わってきますので、全体からみると不公平なようにも思います。どのように考えたらよいでしょうか?

 人事評価には「公平性」、「客観性」、「透明性」及び「納得性」が求められます。
 「公平性」は評価のルールや取り扱いが公平であること、「客観性」は主観による評価でなく邪曲がないこと、「透明性」は評価のプロセスや結果に透明性があること、そして、「納得性」は評価が適切・妥当であり納得がいくことです。

 ご質問に答える前に、もう一つ確認させてください。それは、人事評価制度は、業務観察による評価の仕組みであるという点です。この点は、条件を同じにして行う試験制度とは異なります。人事評価制度では職員一人ひとりの実際の「仕事ぶり」(業績、能力など)を把握して評価します。税務職員は税務の仕事ができたか、税務を遂行する十分な能力があるか、保育士は保育士の仕事ができたか、保育能力を十分満たしているか、といった視点で評価されるのです。当然、担当する職務に応じて「評価される中身」は変わります。

 人事評価において「公平性」を確保することは大切なことですが、評価基準もすべて同一のものでなければならない、ということではありません。むしろ、職種が異なるのであれば、その職種にふさわしい評価基準を採用する方が、より適切・妥当な評価となり、職員の「納得性」は高まります。

 ただし、職種によって特別に厳しい評価や甘い評価になってしまうことがないように、あらかじめ全体の評価基準のレベル(主事、主査、課長等のそれぞれの設定レベル)を統一しておく必要があります。